暑さ対策グッズで夏アウトドアを乗り切る

暑い時期が長すぎる!

近年は『日本から春と秋はなくなりました』って言われても納得しちゃいそうなレベルで春先から冬になるその瞬間までずーっと暑いですね。日本ってホントに温帯?亜熱帯になってない?

日常生活でもですが、アウトドアのハイシーズンである夏場は特に熱中症に注意しましょう。

個人的には『そもそも一番暑い夏に外でBBQすること無くない?』とか思っちゃったりもするんですが、まぁそれは野暮ってものですね。

さて、話を戻して、やる以上はしっかり対策していきましょう。暑さにやられると熱中症にならないまでも、著しく体力を持っていかれますので、翌日からの生活に関わってきます。
道具に頼るほど落ちぶれちゃいねえ!とかそういう妙なプライドは捨てて快適に過ごしましょう。

最近はほんとに死にます。

タイプ別 対策グッズ

ハンディファン

最もお手軽に使える扇風機といえばコレ。
最近は女子高生なんかも必須アイテムとして使ってますね。

デメリットは片手が塞がること。
なので、キャンプ時は首からかけるタイプが使いやすいですね。

あと小型のものが多いので、風量が弱めです。風量出すために回転数を上げているものは音が大きかったりします。バッテリー内蔵のものが多いですが、バッテリー切れすると再充電完了まで使えなくなってしまうのも困りもの。アウトドアでは電池タイプがオススメです。ちょっと重いけど。Amazonや楽天で売っているような製品はバッテリータイプが多く、100均のは電池タイプが多いですね。上記パナソニックのは珍しく電池式です。

扇風機(家庭用)

コンセントが使える電源完備サイトかポータブル電源を持っている方しか使えませんが、手っ取り早く安価に済ます場合はコレ。
ただし、屋外だと案外狙ったところに風が来ない&あんまり風も届かないので、とりあえず他のを買わずに済まそうという時以外はオススメしづらいです。夜とかにテントの中だけで使うならアリかも。

DCモーターを売りにしているタイプは消費電力が少なめなので、ポータブル電源使用するならそちらをチョイスした方がいいです。

クールネックバンド(水を浸すタイプ)

水の気化熱で冷やすタイプのもの。
メリットは水さえあればいくらでも使えること。
デメリットは効きの弱さと、「湿度が低く日が照っている日中」しか使えないこと。

効きに関しては『無いよりはマシ』レベル。接しているところが濡れてくるので若干の気持ち悪さがある点、原理的に湿度が高いと気化しづらくなって効きが悪くなるという熱中症対策として致命的な弱点など、なかなか厳し目の評価をせざるを得ないです。
走り回って落としてきそう、とか懸念される子供に渡すくらいでしょうか。
親の管理下で使う場合、大人が使う場合は積極的に選択する理由はあまりありませんね。

クールネックバンド(冷凍タイプ)

効果は抜群なものの、結露でじっとりしてくることと、保冷時間の短さがネック。首だけに。
結露は表面材質で軽減するように工夫しているものの、急冷する以上どうしても出ます。結露しないことを売りにしているものはそもそもあんまり冷えません。温度差が少ないってことなので。

保冷効果も短く、緩く冷える28℃目安のタイプで2~3時間くらい、しっかり冷える18℃目安のものだと1時間ももちません。一日キャンプだと1人○本、家族4人だと…?(^_^;)
使う分だけ保冷ボックスを圧迫するのと、温くなって効果がなくなった保冷ゼリーがどんどん増えていきます。

メリットは完全に無音なところ。静かな夜のキャンプ場向きです。
寝苦しい夜に向けてキープしておきましょう。

ネッククーラー(電動)

だいたい小さめのファンが付いてるんですが、単純に小さい扇風機が付いてるだけのタイプと、冷却板が付いてるタイプがあります。冷却板がついてるタイプは板を冷たくするために機械から熱が出るのでそれを冷やすための放熱ファンですね。

↑扇風機↑   ↓冷却板↓

冷却板タイプはかなり冷えますが、そのぶんバッテリーの持ちも悪くなります。だいたいバッテリー内蔵なので、こちらもバッテリー切れが致命傷。

空調服(電動ファン内蔵上着、空調ベスト、ファン付ウェア、ファン付作業着)

送風ファンによって服の中に空気を送り込み、汗を乾かし続けることで圧倒的な涼しさを持続的に提供してくれます。今や屋内外ともに肉体労働者の必須アイテムとなったアレです。

ちなみに『空調服』は株式会社空調服の商標なんですが、『ウォークマン』みたいにこのタイプの製品の総称みたいになってますね。(ウォークマンもSONYの商標なのにポータブルオーディオの総称的に言われてた時期があった) 「空調ベスト」とかが検索しやすいです。

使用感ですが、一度使うともう手放せません。かくいう私もキャンプや庭の草刈り、職場でのちょっとした作業時など、6〜9月くらいは大活躍してもらってます。

ファンによる強制空冷を行い、自然蒸散じゃないので高湿度でも汗が乾いていき、暑苦しさをかなり軽減してくれます。そこそこ湿度が高くても有るのと無いのでは大違いで、熱中症対策としても最強。
高湿度環境ではいかに汗を乾かして体温調整するかがキモですから。(曇りの日でも熱中症患者がよく出るのはこのせい)

お値段によって持続時間がかなり違うので(高額な方が大容量バッテリーで持続時間が長めな傾向)、1つのバッテリーで一日乗り切るのか、予備バッテリーを買って2個を回すのか、使用具合や考え方によって変わってきそうですね。予備バッテリーがあった方が充電切れを気にしないでよくなるので個人的にはオススメです。

最近は上記のように専用バッテリーではなくUSBモバイルバッテリーが使えるタイプも増えてきているので、持続性を考えたらその選択肢もアリ。ただ、電圧が5Vと低いので送風力が少し下がります。屋外作業みたいにハードめに動くシーンには耐えられないので、作業現場の兄ちゃんのはだいたい専用バッテリーのやつです。(下記。12~15Vとかで動きます)

欠点は、送風音がうるさいこと、素材がキャンプ向きではないこと、着膨れすること。

音について、屋外では気になりませんが、屋内だったり、夜間の静かなときだとさすがに目立ちます。
キャンプ場の夜は使用できないレベルなので、日中の暑い時間だけにしましょう。

また、服そのものがだいたい化学繊維なので、焚火やBBQ台に接近するときは、火の粉による穴あきや服への引火に注意しましょう。半袖や袖なしのベストタイプが比較的安全です。

着ぶくれは…人によっては深刻なようで…

仕事で屋外バイトする大学生用に用意したことあるんですが、男女混在だったので互いに見た目を意識しあってなのか、男女ともに着用率がほぼゼロ。
理由を聞き取りしたら男女ともに『着ぶくれがイヤ』とのこと。
え?炎天下なのに気にする所そこ…?
体の楽さよりも異性へのアピールが重要な世代もあるんですねぇ(遠い目)

うちの娘(中学生)曰く

『スタイル自信あるなら着膨れといて休憩時に空調服脱いでギャップアピした方がよくない?』

まぁ色々な考え方があるということで…すが、個人的にはイチオシです。

ちなみに、子供用もちゃんとあります。

まとめ

以上、簡単にご説明。
何回も行くなら or 庭いじり等の屋外作業もするなら、空調ベストがオススメ

番外編:移動時の車内は・・・?

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