『アドベンチャーランド』行ってみた

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奈良県野迫川村にあるオートキャンプ場「アドベンチャーランド」。
自然と巨大SUVや救急車が共存する謎のワイルド空間のレビューです。(2022年5月訪問)

公式サイト

アドベンチャーランド
当キャンプ場には、テントを張るオートキャンプ、豪華なキャンピングカー等がございます。 ご利用人数や利用目的によってタイプをお選びください。

和歌山県白浜町にある二つの施設を合体させたような名前ですが特に関係はなさそうです(笑)
(そもそもアドベンチャーワールドとエネルギーランドも資本や経営は関係ない)

予約は「なっぷ」から可能です。

アドベンチャーランド
アドベンチャーランドの詳細。口コミやブログ・写真などリアルな情報をチェック。アクセスや料金、営業情報など利用するのに便利な情報満載です!

場所・アクセス

〒648-0307 奈良県吉野郡野迫川村平1

アクセスは高野龍神スカイライン(国道371号)から「令和の森」から県道733号に逸れて向かうルートがオススメです。

そもそも野迫川村に行く場合、このように奈良県からではなく和歌山県から高野龍神スカイライン経由で行った方が圧倒的に楽です。間違っても五條市(大塔)から行ってはいけません。見た目は県道(734号)ですがかなり細く基本は対向が困難、舗装状態も劣悪、ところどころ未舗装部分まで出てきます。

なんせストリートビュー撮影車が自転車です。車じゃないのかよ。

で、その高野龍神スカイラインに入るには高野山「奥の院」付近まで登っていく必要がありますが、この際も、JR橋本駅付近から国道371号で登るルートは避けてください。ここもなかなかの酷い道です。
高野山に登る場合は南海電鉄の九度山駅付近から登るルート、もしくはJR笠田駅付近から登る国道480号のどちらかを使うことをお勧めします。(京奈和道の降り口からも近い480号がオススメ

あと、高野龍神スカイラインはたまにコーナーで対向車線を割ってくるバカなバイクが居るので、そこだけは注意してください。(どう注意するんだ)

ライダー諸氏へ。2時間かかるよ。

行ってみた

エリアはこんな感じ。区画の種類が色々あるので、詳しくは「なっぷ」でご確認を。
電源有無、水道有無、地面の硬さや広さ、いろいろあります。

売店は色々売ってます。この他に管理人さんの住んでる?ところで氷(飲料水)も売ってくれます。

少し下るとこんなきれいな川。泳げるし、アマゴも釣れるそうです。漁業権は特に設定されていないみたいです。

お風呂は車で10分ほどの「野迫川温泉 ホテルのせ川」のお風呂を。
駐車場が少なめなので、キャンパーのお風呂タイムが集中する時間帯はちょっと危険です。ちょっとずらした方が良いかも。(最近の我が家は「当日風呂なし、翌朝風呂」に切り替えました)

すぐ横に小さいつり橋もあります。

夜になると雰囲気出ますね。
街の明かりからは遠いけど、近くのサイトの明かりが明るすぎて、星が…。
なんだろう。投光器をこっちに向けるのやめてもらっていいですか。
写真撮ってなかったんですけど、建築現場用の真っ白なクソデカLED投光器使ってる人が居てましてね。(22時くらいには暗く静かになるので、その後はちゃんと星が見えます)

あとプロジェクター。映画見たいなら家でやってどうぞ。
裏面から見ても普通に見えるし光も結構抜けてくるんですよ。チラチラ動きがテントや視界に映り込む。裏面真っ黒のスクリーンならいいかもですが。
大きな音出さなきゃいいんでしょ、ってもんではないでしょう。
マナーが、作るんだ、人を。

夜中にテント外で簡単に片づけしていたら、足元にゾワッとした感触。ヒェッ…

ネコチャンでした。君、野良にしては毛並み良いなオイ。
肉とかキャンプ飯の残り物もらってるんだろうなぁ…早死にするぞ…。
ネコチャンにとっては人間の味付けが付いているのは明らかに臓器に負担が大きいです。
残飯をあげるのはNGですぞ。

この後、管理人室までついてきて、酒盛り中の部屋に招かれて帰って行ったので、半野良?放し飼いの飼い猫状態でしょうか。

次来るときはキャットフードを少し持ってこようと思う。

良かったところ

釣りができる

調べた感じ漁業権も特に設定されていなさそうで、釣れれば普通に食べてよいようでした。アマゴあたりが釣れるらしいです。

釣れないけど。

ここに関してはもうどうしようもない釣れない事情がありまして。
後述のメガクルーザーがバッシャンバッシャンここの川を渡るんですわ。そりゃ魚も逃げますて。

泳げる・水遊びできる

川はきれいです。流れもそこまで急ではないのでまぁ泳いだり水遊びすることはできます。
ただし、ほんの数メートルで急にめちゃくちゃ深くなるところがあるので、お子さんが浅いところで泳いだり川遊びする場合でも救命胴衣・ライフジャケットはあった方が良いです。

日の当たり方にもよるけど、まったく底が見えない箇所が結構あります。
例えば、写真の下の方で緑っぽくなってる辺りから急に深いです。
そこから1~2mでもう大人でも足が付かないレベルです。

川遊びは危険を認識して正しく付き合ってください。

トイレが多い・汚くない

広くて大人数が集まるキャンプ場。トイレが混雑すると面倒なものですが、便器の数が多く、待たされることは全然ありませんでした。女子トイレもそこまで混雑していた様子は無し。

清掃も割と行き届いており、汚い印象は受けませんでした。
女子トイレの方も、妻や娘に聞いても特に汚いという印象は無かったようです。

ただし、便器の総数はそれなりにあるものの、2か所にまとめてドン!みたいな感じなので、サイトによってはちょっと遠いです。

メガクルーザーツアーがアツイ

ちょっとお高いですが。我が家の子供たちは満足して帰ってきました。
ただ、シートベルトもないし、安全管理的に大丈夫なんかなアレ、とは個人的に思いました。
事故ったり落車したりした時の保障大丈夫?請求しません同意書とか何も書いてないよ?(そっちの心配)

ここはちょっと…なところ

アクセスが悪い

キャンプ場全般に付きまとう問題ですけど、自然を重視するとどうしても山奥で悪路になりがち。
こればっかりはどうしようもないのですが、ここに関してはルート選択をミスると地獄。(冒頭のアクセスの項参照)

しっかり広い道を選んでアクセスしてください。高野竜神スカイラインから抜けたあとはそこまで酷い道ではないです。ちゃんと舗装されてるし。ブラインドコーナーは多いのでセンターラインはきっちり守りましょう。

雑多。

私としてはそんなに気にはならないんですが、大自然を楽しみに来た都会の方からはあんまりこういうの印象良くないみたいですね(笑) GoogleMAPで低評価つけている人の感想で良く触れられているのがこの話ですね。

上記の通りの道のりなので「遠路はるばる山奥まで頑張ってやってきたのに、自然感が台無し!」っていう言い分はまぁわかります…。

ちょっとお値段高め?

設備の割にはちょっと割高という感想がちらほら見受けられます。所在地考えたら管理コストの面では仕方ないかなとは思います。

でも使ってないジープとか救急車(廃車)の置き場コストも薄く課金されてると思うとなんかちょっとモヤっとするのはわかる。

クワイエットタイム(消灯時間)が設定されてない

ここが一番問題。
「花火は22時まで」という規定がありますが、消灯時間であったり、この時間は静かにね、という設定がされていません。

夜は22時でだいたい皆さん静かに、暗くなります。
花火の規定から類推してるってことでしょうね。21:45くらいでもキャキャー騒いでたのでちょっと不安だったのですが、22時になった途端に静まり返ったので、ここは素直にすげえなと感心しました。

問題は早朝。

今回、うちの家族は、隣のサイトの人が朝5時からペグ打ちなのか何なのか、金属をカンカンキンキン叩いている音でたたき起こされました。

でもまぁキャンプ場が明示してないからね。クソマナーであっても、それがルールではないですからね。周りにどんだけ迷惑かけてようが、施設管理者がなんとも思ってない、許容しているのなら、他の客からその客に苦情を言うことではないですね。金属野郎にも自由はありますからね。
上半身裸でしたけどね。それもマナー違反だけどルール違反ではないでしょうからね。

朝からなにやってんだお前。

まとめ

・釣り、水遊び、メガクルーザーツアー等、お子さんに色々体験させたい人向け

・規則とか含め、全体的にワイルドっていうか。細かいこと気になる人はやめておいた方が良し。

・猫ちゃんにご飯をあげたい人はキャットフード持参すべき(個人的な意見)

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